1月24日(木)
1970年代から80年代にかけて、
エリック・アンダースンにトム・ウェイツ、ジェシ・コリン・ヤングにレオン・レッドボーン、エルヴィス・コステロにグレアム・パーカーetc、
大手と言われる招聘会社からこぼれたり、まだ広く世に知られずにいるような、
上記の人たちを招聘してくれた事務所があった。
トムス・キャビンと言い、代表は麻田浩さんだ。
ヒットチャートなどとは別のところで、
海外の情報誌やレコードを通じて好きになり、
こういう人たちのライヴが身近で聴けたらどんなにいいだろう、と思いながらも、
レコードを悶々と聴いていたぼくらの思いを汲み取るかのように、
というよりは、ぼくらと同じような感覚で、
そうした人たちを、身近で楽しめるように日本に呼んでくれた。
麻田さんは、ご自身がシンガー・ソングライターでもあり、
いまなお、海外に飛んでいろんなミュージシャンを日本に紹介してくださっている。
その麻田さんが、ご自身の青春と、当時を振り返った本が出た。
『聴かずに死ねるか ! 小さな呼び屋 トムス・キャビンの全仕事』
麻田浩、奥和宏共著。
懐かしい思い出が沢山よみがえってきて、
残っていたチケットを引っ張り出して本に重ねてみた。