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映画『さようなら、コダクローム』
6月13日(水)

「コダクローム、あの綺麗で鮮やかな色合い、夏の緑の鮮やかさ、まるで世界中に太陽があふれているようだ」
(訳滝上よう子)と、歌ったのは、ポール・サイモンだ。
そうやって、一世を風靡したコダック社のコダクロームも、
2009年に製造が終了、
2010年12月30日には、アメリカで最後の現像を行って、その栄光の歴史に幕を閉じたという。
その逸話を絡めながら、父と息子の関係を描いた映画『さようなら、コダクローム』を、
先日、Netflixで観た。

世界的に有名な写真家だけど、家族を犠牲に破天荒に生きてきた父親。
その父親を嫌う息子が、確執を抱えたまま一緒に旅をする。
死を間近に控えた父親の希望で、
遠く離れた旧知の店に、その日で現像を終える古いコダクロームのフィルムを持って。
言ってみれば、父と子のロードムーヴィーで、
そこに消えゆくものたちへの哀感を滲ませる。

これ以上は、辞めておきましょうね。
ともあれ、その中で、グレアム・ナッシュの「Wounded Bird 」が使われている。
そういえば、彼も写真家としても知られている。



by in-cahoots | 2018-06-13 14:53 | 映画
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