2月18日(木)
一昨日は、第58回グラミー賞の授賞式が開催され、
午前中からTVでその様子をみた。
もちろん、ベッタリとTVの前に居座ったりしていると、一日が終わってしまう。
つまみ食いといった感じで、仕事部屋とリビングルームを行ったり来たりしながらだけど。
デヴィッド・ボウイ、B.B.キング、グレン・フライ、レミ・キルミスター、モーリス・ホワイトといったように、
旅立った人たちのトリビュート・ライヴが多かったのも、今回の特徴だった。
ジャクソン・ブラウンがセンターにいて、
新旧のイーグルスのメンバーたちと奏でたのは、「テイク・イット・イージー」だ。
深い感慨を覚えつつも、何処かしっくりと視界に馴染めずにいたのは、
この場にグレン・フライがいない現実にまだ気持ちが落ち着いていないのかもしれない。
ぼくでさえそうなのだから、彼らはなおのことだと思う。
ジャクソンも気のせいか目がうるんでいたし、ドン・ヘンリーを含めて誰もが無表情だった。
誰一人として、グレンの死をまだ受け入れることができていないのではないか、
そんな思いを胸に仕事部屋に戻ったら、涙がでてきてしまった。
B.B.キングのトリビュートでは、
「スリル・イズ・ゴーン」を、
ボニー・レイットとクリス・ステイプルトンとゲイリー・クラークJrの3人が演奏したが、
ボニー姉さんの貫録がたまらなかった。
授賞式全体では、ケンドリック・ラマーのライヴが圧巻だった。
夕刻、泳ぎたくなってプールに行き、そして、一日は終わった。