2月17日(火)
寒さが少しやわらぎ、陽射しが暖かく感じられた昨日のことだ。
「天ぷら食べたいね」という家人の言葉に一も二もなく、久々に築地に足を運んだ。
かき揚が名物の天ぷらのお店でお昼を済ませ、
散歩がてらに、昨日から始まった写真展「エリオット・アーウィットの世界」を覗いてみた。
フェアグラウンド・アトラクションのアルバム『ファースト・キッス』に、
彼のCalifornia,1955という作品が使われたりしていることもあって、
日本でも親しまれている写真家だ。
犬が主人公の作品が多く、そうだからというわけではないのだけど、
この人の写真には大袈裟なところやこれみよがしなところがない。
眺めていると、心の筋肉が、フッ、とゆるむ瞬間があって、
たぶん、そういうところがぼくは好きなんだと思う。
写真展は、3月21日(土)まで@Art Gallery M84で開催されているので宜しければ。
その後、折角だからと銀座まで歩き、
歌舞伎座で吉右衛門の一谷嫩軍記を一幕だけ観て、帰宅。
なんだか、得したような、気持ちのいい冬の一日だった。