1月20日(火)
1960年代、70年代にかけて、
印象深いというか、そういう安易な表現では申し訳ないくらいの音楽を奏でた人たちの旅だちが最近目立つ。
主役級の人たちばかりではない。
脇役というか、主役のそばで、その音楽を見事に支えた人たちも例外ではない。
今年に入ってからも、
1月18日、ドラマーのダラス・テイラーが亡くなったという。
1948年、コロラド生まれのテキサス育ち。
1967年、クリア・ライトを率いてロサンゼルスヘ。
そこで、ジョン・セバスチャンからスティヴン・スティルスを紹介される。
1969年、例の『クロスビー、スティルス&ナッシュ』に参加、
主役3人以外では唯一の参加ミュージシャンだった。
その後も、ニール・ヤングがそこに加わったCSN&Y、スティルス率いるマナサスなどに参加し、
強靭なリズムと、激しい個性の共存を支えた。
1980年代半ば以降は、音楽活動から身を引き、
アルコールや薬物依存症のカウンセラーとして活動してきたらしい。
例の『クロスビー、スティルス&ナッシュ』の裏ジャケットで、ドアから覗いているのが彼だ。