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シュレルズの「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロウ」、、、。
3月30日(土)

キャロル・キングにとって、初めての全米ナンバーワン・ヒットは、
ソングライターとして曲を提供したシュレルズの「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロウ」だ。
夫ジェリー・ゴフィンとの共作で、
1961年1月30日のビルボードの全米チャートで1位になっている。
ガールズ・グループ、つまり、女性ばかりのボーカル・グループとしても、初の全米1位だった。
『キャロル・キング自伝』の中の彼女の言葉を借りれば、
「十代の女の子の不安、、、、一生に一度のご褒美を彼氏に捧げてしまうともう愛してくれなくなるかもしれないという心境を雄弁に表現した」、
この曲について、
当時、多くの人が、詞は彼女が書いたものだと誤解していたらしい。
ぼくも、その昔、そのひとりだった。
このソングライター・チームでは、
実は、キャロル・キングが作曲で、夫ジェリー・ゴフィンが作詞を担当、
というのを知ったのは、随分あとになってからだ。

この曲では、ストリングスが効果的に使われているが、これも、彼女がやった。
ドリフターズの「ゼア・ゴーズ・マイ・ベイビー」でのストリングスの使い方を参考にして、
レコーディング当日の明け方までかかって書いたらしい。
このとき、彼女は18才、
娘ルイーズの寝顔を見ながらベッドにもぐりこんだと自伝に記している。

『Will You Love Me Tomorrow~The Girl Groups Of The 50s & 60s 』は、
そのシュレルズの「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロウ」を含めて、
マーヴェレッツの「プリーズ・ミスター・ポストマン」、シャンテルズの「メイビー」、
パリス・シスターズの「アイ・ラヴ・ハウ・ユー・ラヴ・ミー」etc、
1950年代、60年代のガールズ・グループたちの曲が50曲収録されている。
改めて聴いていると、
当時、音楽的にいろんな冒険が試みられているのがわかって思白い。

それにしても、
最近のAmazonの廉価盤シリーズって、いいのかなあ、と思うくらいに安くて、、、。
これも、そんな1枚、、、。

シュレルズの「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロウ」、、、。_e0077638_13594560.jpg

by in-cahoots | 2013-03-30 14:34 | 音楽
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