10月2日(火)
「わたしはちょっとした言い回しを探し求めている
あなたを讃えて歌おうと
わたしは誰かに告げずにはいられない
真夜中が過ぎたばかり
そしてわたしの日は始まったばかり」
「スーン・アフター・ミッドナイト」(対訳中川五郎)
ああ、ちっとも前に進まない。
ぼくは、いまだに2曲目で立ち止まってばかり。
こんなのがラジオから流れてきたらたまらない。
71歳の男が歌うラヴ・ソング。
そして、彼は、この歌をこう結ぶ。
「真夜中が過ぎたばかり
そしてわたしはあなたのほかに誰もほしくない」
ああ、かなわない。
この艶っぽさには、とてもかなわない。
この切なさには、とてもかなわない。
ボブ・ディランの新作『テンペスト』を聴きながら。
下の写真は、アルバムについていたおまけのメモ帳。
もったいなくて使えないけど。
あっ、後ろの写真は違いますよ。