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ブラッキー&ザ・ロデオ・キングス
8月3日(水)

『ブラッキー&ザ・ロデオ・キングス』とは、
カナダのシンガー・ソングライター、ウィリー・P・ベネットが残した傑作の1枚だが、
それにインスパイアされて、
そのまま同名のグループが誕生したのは15年ほど前のことだ。
コリン・リンデン、トム・ウィルソン、ステファン・フィリングの、
ソロとしても名のある3人がメンバーで、
ニール・ヤングを讃えてカナダ人が集まった『Borrowed Tunes Ⅱ:A Tribute To Neil Young』では、
渋く「アンノウン・レジェンド」をやっていたりもした。
その彼らの新作が『キングス&クイーンズ(Kings&Queens)』、
文字通り、名だたる女性たちを迎えての共演集だ。
女王として迎えられたのは、
ルシンダ・ウィリアムス、ロザンヌ・キャッシュ、パティ・スキャルファ、
エミルー・ハリス、サム・フィリップス、カサンドラ・ウィルソン、サラ・ワトキンス、
ジェニヴァ・マグネス、エイミー・ヘルム、マリー・マーガレット・オハラ、
エクシーヌ・サーヴェンカ、ホリー・コール、パム・ティルス、セリーナ・ライダー等々。
いやはや、と溜息がでそうになるくらいに、
世代をこえた個性派ばかり。
しかも、こういう共演では、普段みられない表情が見られたりして面白い。
ブラッキー&ザ・ロデオ・キングス_e0077638_14144616.jpg

もう一枚の写真のアルバム『LET'S FROLIC』は少し前のだけど、
ダニエル・ラノワがペダル・スティールで印象深いサポートをみせていたりで、ぼくのお気に入りの1枚。
カナダというのもあってか、
エルヴィス・コステロあたりが
アメリカのブルースやロックやフォークを解釈する感覚にも通じるものがあって、
そこが、微妙に豊かなニュアンスをもたらしていたりするのではないかと思ったりする。
ブラッキー&ザ・ロデオ・キングス_e0077638_14151480.jpg


 
by in-cahoots | 2011-08-03 14:36 | 音楽
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