ネヴィル・ブラザーズ、そしてイベントのお知らせ
10月29日(水)
 JCBホールで、ネヴィル・ブラザーズを。12年ぶりの来日公演らしく、実際に久々にみる彼らは、老けていた。なにしろ、アートは70才を超えているはずだ。それでも、なんとも言えぬ大きさ、豊かさ、楽しさがあって、大衆音楽をやり続けるってことは、こういうことかと思いながら、ああ、ちっちゃいなあ、ちっちゃい、とぼくは自分に向かって言いたくなった。
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 それはそうと、先日、渋谷のLi-Poというお店でお酒を飲みながら、その勢いで急遽イベントを決めてしまいました。
 来月、とは言ってもほとんど2週間後なので、暴挙という声が上がっていますが(実際激しく暴挙です)。
 簡単に言えば、天辰の喋りを交えて音楽を楽しもうという企画です。
 これをきっかけに、定期的に何か楽しいことができればと思っていますが、とりあえず今回は、『ゴールド・ラッシュのあとで~天辰保文のロック・スクラップブック』について、編集を担当して下さった市川誠さんと一緒にあれこれ話しながら、それにまつわる音楽でも楽しもうか、と思っています。
 もちろん、たいそうなことではなくて、たまには一緒に音楽の話しをしたり、音楽を聴いたりするささやかな集まりにできたらいいなあと。
 以下が詳細です。
 <Joyful Noise~「ゴールド・ラッシュのあとで」を語る>
 日程は11月15日(土)、午後5時オープン、午後5時半スタート、午後8時前後に終わる予定です。お店のほうはその後も営業しますので、ゆっくりして下さって結構です、というよりは大歓迎です。
 会費は、1000円(ワンドリンク付)
 場所は、Li-Po
  〒150-0002 渋谷区渋谷3-20-12 sunx prime bld 2f
 TEL.03-6661-2200
 渋谷駅東口徒歩2分、東横線脇の路地太極拳道場となりです。
 お店も、雰囲気のいいお店です。時間があったら、是非、遊びに来て下さい。お会いできるのを楽しみにしています。
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# by in-cahoots | 2008-10-30 05:19 | 音楽 | Comments(4)
フォザリンゲイ、小倉博和、映画『しあわせのかおり』、Li-po
10月28日(火)
 雑誌『CDジャーナル』の連載で、佐橋佳幸さんとの山弦でもお馴染みの小倉博和さんを取材。桑田佳祐さんとの出会いにまつわる素敵な話しをうかがった。
 その後、銀座で打ち合わせ。その前に時間がすっぽりと空いたので、映画『しあわせのかおり』を観た。金沢の小さな中華料理店を舞台にした静かな映画。張り切って映画館に足を運んだものよりは、申し訳ないが、こうやって時間調整で入った映画のほうが意外と良かったりする場合が多いのは何故だろうと思う。
 折角銀座にいるのだからと、最後は家人と待ち合わせてエスペロでスペイン料理を。スペイン生ハムとチョリソにワインも進み、エスカルゴの辛子ソースをちぎったパンに浸らせてまたワイン、と気持ちよくなったところでイカ墨のパエジャで締め。
 そして、それまでの流れとは関係ないところで、今日の一枚は、『FOTHERINGAY2』。
 もちろん、フォザリンゲイは、いまは亡きサンディ・デニーがフェアポート・コンヴェンションを脱退して組んだグループだ。
 アルバム一枚限りで彼女はソロ活動に入っていくが、そのときにレコーディング中だったと言われる音源を集め、ジェリー・ドナヒューが2作目として完成させたらしい。音をきれいに整わせすぎたような気がしないでもないし、既発表のもあるが、彼女の歌声は改めて溜息を誘うし、これまたいまは亡きトレヴァー・ルーカスの歌声が沢山聴けるのも嬉しい。
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10月27日(月)
 渋谷のLi-poで、音楽出版社の市川誠さんと打ち合わせ。
 渋谷までの道すがら、電車に乗ってくる人たちがある人は傘を手に、ある人はびっしょり濡れているのが不思議だなと思っていたら、渋谷の駅を地下から上がると豪雨。
人だかりに混じって、ビニール傘を購入する。1000円以上だと躊躇するが、500円だからこそ、まっ、無駄になってもいいかと、つい買ってしまう。この価格設定が、絶妙だと思う。世の中には、こうやってちゃんと存在し続けている物が沢山あるんでしょうね。
 それはともかく、Li-poさんを舞台になにか楽しいことをと考えていますので、こちらも待ってて下さいね。
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# by in-cahoots | 2008-10-29 04:09 | 音楽 | Comments(0)
ルシンダ・ウィリアムスの新作、岩の井のお酒
10月24日(金)
 ますます、ドスのきいた濁声でこの人は歌う。だから、「If Wishes Were Horses」のような、切なくて美しい曲が印象深く残る。
 これも秀逸の「Rarity」では、スザンナ・ホフスとマシュー・スウィートの『アンダー・ザ・カヴァーズ』コンビをバックに、あなたの声はチェロのように響き、その言葉はまるでレナード・コーエンのように多くを物語ると歌う。
 恋の歌のようでいて、そうとばかりは言えないような、この「Rarity」を含めて、むしろ音楽界の現状について考えさせられるような歌も多い気がする。
 エルヴィス・コステロとのデュエットもあれば、AC/DCの「イッツ・ア・ロング・ウェイ・トゥ・ザ・トップ」のカヴァーもある。
 ルシンダ・ウィリアムスの新作『Little Honey』を聴いて。
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10月22日(水)
 房総の海へ。余りにも良い天気、しかも、目的だった用事も急遽なくなって時間がすっぽりと空いた。これはもう竿をだすしかないでしょう、ということで、2時間ほど夕まずめに釣りを。
海は意外に時化ていて、そう言えば週末でもないのにサーファーたちがやたらと多かった。釣果のほうはさっぱりで、すごすごと退散。でも、楽しい。
本日の収穫は、以下のようになりました。岩瀬酒造の岩の井の上撰。岩の井と言えば、山廃仕込みの古酒が有名らしいが、写真の上撰は値段も含めて気兼ねなく飲める、それでいてちゃんと切れもあるので愛飲の一種。
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# by in-cahoots | 2008-10-25 15:01 | その他 | Comments(0)
dylanだらけ、歌だらけ
10月21日(火)
 聴くたびに、聴き手に発見という新しい石を投げ込んでくる、それもまた優れた歌の条件のひとつかなと思う。
 そして、同じ歌を何度録音しても、どれがいちばんだとは誰にも決められないのかもしれないとも。
 例え、ディランであっても。
だから歌う、悩み、歌う。その繰り返し。
 
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# by in-cahoots | 2008-10-22 02:24 | 音楽 | Comments(0)
J.D.サウザー、25年ぶりの新作
10月20日(月)
 アルバート・リーの『Heartbreak Hill』の中で歌っていて、懐かしいなあと思った記憶があるが、それから数えても5年ほど経っている。その後、イーグルスの『ロング・ロード・アウト・オブ・エデン』に駆り出されていたりもしたが、それでも随分久しぶりの、懐かしい名前だ。新作となると、25年ぶりになるのだとか。
 その25年の歳月が、しっかりとその風貌に反映されている。ジャケットに映る写真だけだったら、そこに名前が記されてなければぼくは気づかなかったに違いない。若い頃は髭で覆われていたせいか、すっきりとした顔は見ようによってはリヴォン・ヘルムを思わせる。
 ジャクソン・ブラウンよりは年齢が上だったので、数年前に還暦は迎えているはずだ。
 タイトルは、『If The World Was You』。
 気持ちのいい裏切りというか、ジャズ風味の、それもありきたりなものとは違った、ラテン色を生かした不思議な趣が濃くたちこめていて、意外とぼくは気に入っている。
 まるで、異国の見知らぬ街に迷い込んだような、謎めいた、妖しい雰囲気というか、哀愁が心地よいのだ。大阪での、それも十三を舞台にした話もでてくる。

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# by in-cahoots | 2008-10-21 02:31 | 音楽 | Comments(0)
夜の海を背景に、薪能を観た
10月18日(土)
 夜の東京湾を背景に、薪能を味わった。金春流の能で金春安明の「船弁慶」、大藏流の狂言で大藏彌太郎の「萩大名」というのが、演目っていうのかしら、この夜、演じられた。もちろん、こうやって能や狂言を楽しむのは初めてだ。
 そういう客のために、火入れ式の前にその道では引っ張りだこだという増田正造さんが解説をひとしきり。中でも、能とは日本古来からのミュージカルであるという紹介に、また、能が笑いを一手に任せたのが狂言だというこれまたわかりやすい説明に、なるほどなあ、わかりやすいなあと感心。ぼくはロックだの、ポップスだのについて、初めての人にもこうやって上手く説明が出来るだろうか、とふと関係ないようなあるようなことを思ったりもした。
 海沿いということもあってか、予想以上に寒くて難儀したが、台詞を含めて舞台に独特のリズムがあったのが印象深かったし、初めての体験はなんであれ面白い。

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# by in-cahoots | 2008-10-19 00:14 | その他 | Comments(2)
ジョン・クレアリーの、ニューオーリンズ風味に酔った
10月15日(水)
 渋谷のクラブ・クアトロで、ジョン・クレアリーをみた。ライヴ作『Mo Hippa』でもお馴染みのアブソルート・モンスター・ジェントルメンを率いての熱のこもった演奏と、会場を満たすニューオーリンズ風味に酔った。
 ボニー・レイットのバンドでもお馴染みで、最近のニューオーリンズを代表するキーボード奏者だが、もともとはイギリスからニューオーリンズに憧れて住むようになった人だ。
 そのせいなのかどうかはわからないが、プロフェッサー・ロングヘアを初めとするニューオーリンズ伝統のピアノ音楽を守り、その軸こそしっかりしているが、そこからの広がりというか、柔らかみがあるのがこの人の持ち味だ。
 ブルースやR&Bに固まらず、ジャズの遊びも交え、ときには大人のポップスとしての側面ものぞかせる。殊に、カリブ海を渡ってキューバ音楽ともまじわるあたりが面白く聴けた。それになによりも、バンドとしてファンキーなサウンドで聴き手を圧倒し、楽しませるあたりが、最大の強みではないだろうか。

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# by in-cahoots | 2008-10-16 13:58 | 音楽 | Comments(2)
エリン・ボーディーを聴いた、秋の房総で伊勢エビを食べた
10月14日(火)
 昨日までの好天も連休とともに去って、小雨が降り続く一日。こういう日は、家で音楽でも聴くか、本でも読むに限る。というわけで、ジャケットにも誘われて、エリン・ボーディーという女性シンガーの『リトル・ガーデン』を聴いた。
 落ち着いた歌声は、こういう雨の日に限らず、小春日和の柔らかな日差しにも似合いそうだ。タイトルそのものというか、小さいけれど、居心地のいい場所が、ひょっこりと目の前に現れた感じ。その曲で彼女は、小さなガーデンを作るには大金なんて要らない、と歌っている。

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10月12日(日)
 三連休、天気も良いので久々に海のほうに。別になにかをするわけではないが、のんびりと砂浜を散歩したり、そこで遊ぶ人たちを眺めているだけでも楽しい。
房総半島の太平洋岸に位置する大原漁港は伊勢エビの漁獲量日本一らしく、大原周辺では毎年、この季節になると伊勢エビ祭が開催される。海岸近くの広場では、伊勢エビの販売やバーベキューのサービスで賑わっていた。折角ならと、入ったお店で伊勢エビ御膳なるものを食べてみた。


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# by in-cahoots | 2008-10-15 01:19 | 音楽 | Comments(0)
インディアン・サマーを歌う、Happy Birthday etc.
10月10日(金)
 インディアン・サマーとは、晩秋、初冬の小春日和のことをいう、と手元の辞書にある。現在は9月中旬から10月初めの夏の戻りをさすことが多い、ともそこには加えられていた。
 その昔、Pocoに、大きな月に包まれた秋の夜の、魅惑的なインディアン・サマーを歌った代表曲があって、だいたいぼくの周辺でインディアン・サマーと言ったら真っ先にこの曲をあげる人が多い。
 ドリーム・アカデミーの「インディアン・サマー」というのも、ぼくは好きだった。短編小説というか、映画にでもありそうな物語風の歌で、静かな海辺、夏の間だけ画家から借りた家で、とある家族が夏をすごす。そこにいる若い女性との夏の思い出をふり返るという歌だ。
 夏の思い出が、服と一緒に次の夏まで屋根裏にしまい込まれる。夏はすっかり去ってしまったが、インディアン・サマーが、暖かさを冬にまだ譲り渡したくはなさそうだ、というくだりが好きだった。
 そう言えば、そのドリーム・アカデミーのケイト・セント・ジョンつながりで、ヴァン・モリソンが、インディアン・サマーの季節にあって下さい、しだれ柳の下で一緒に歩きたいからと、歌うのもあった。軽やかなテンポで歌い込んでいて、それがかえって中年男の寓直さを歌に滲ませた感じで、こういう歌をうたうヴァン・モリソンが好きだった。
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10月9日(木)
 仲井戸麗市に、ジョン・エントウィッスルに、サンドフィッシュ・レコードに、春日八郎に、カミーユ・サン・サーンスに、ジャクソン・ブラウンに、そしてジョン・レノンに、
Happy Birthday!
 レイ・チャールズの「旅立てジャック」に、ビートルズの「イエスタデイ」に、
 Congratulations #1!
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# by in-cahoots | 2008-10-10 17:37 | 音楽 | Comments(4)
秋の夜に、おっさんがぼやく
10月8日(水)
「終わりましたなあ」
「ほんまに。ーーそれにしても、ぶちゃいくなシーズンになりましたなあ」
「ロッテに良いように遊ばれた日本シリーズのときといい、岡ぼんはファンを惨めな気にさせよりますなあ」
「明日から、顔あげて歩けませんで、恥ずかしうて」
「もともと、他人様に見せられる顔とちゃいますけどな」
「それにしても、いつのまに読売さんに追いつかれましたんやろ」
「そやなあ、いつのまにーー。夏までが夢みたいやったなあ」
「終わってみたら昔とちっとも変わっとりませんでしたなあ」
「肝心なところでよう打てん、ここぞという試合でよう勝てん」
「まだ、ありまっしゃろ、中日さんと読売さん相手に。優勝も、日本シリーズもなくなったわけやない」
「いや、あきません。いまの状態では、見るのがしのびない。相手さんにも失礼や」
「きょうも、桧山なんか、チャンスで凡退して笑ろとりましたからな」
「去年は、狩野、桜井、林と楽しみな若い子たちがでてきましたけど、考えてみれば今年はそれもありませんでしたなあ」
「岡ぼんは、無茶な選手起用しまっさかいなあ」
「いちばん大事なときに、みんな体力がなくなってしもうた」
「あの子らも、勘違いしてたんかもしれませんなあーー」
「わてらも、はしゃぎすぎたーー。ひょっとしたら、体力がついたと、強うなったんやないかと」
「分相応というか、人間、身の丈をわきまえなあかんいうことでっしゃろなあ」
「世の中、切ないいうかーー、こりゃ、いっこうに酔えんな、もう帰って寝よ。親爺、勘定してや」
「わても、頼むわ。冷えてきよったなあーー、秋やで、おお寒っ」
「おおきに。お二人とも、そないに気い落とさんように」
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# by in-cahoots | 2008-10-09 12:43 | その他 | Comments(2)