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おおはた雄一、ロンサム・ストリングス&中村まり
6月29日(水)

渋谷のクラブクアトロでおおはた雄一、ロンサム・ストリングス&中村まり、
Port of Notesのライヴを観た。
とは言っても、Ports of Notesは途中からでほとんど観られなかったのだけど。

中村まりがロンサム・ストリングスと一緒のステージを観るのは初めてだった。
そもそも、一気に目の前の景色を変えるというか、
ページをめくらせてしまうような力がこの人の歌声にはある。
しかも、ロンサム・ストリングスとの相性も良くて、
遠い過去に作られた歌でも、
彼女がどんどん仲良しになってきている様子が見ているだけでもわかる。
そして、ぼくなんかを旅にでも出たくなるような気にさせるのだ。

久々にみたおおはた雄一は、随分と逞しくなっていた。
少々乱暴でも、肝心なところが丁寧であればいい、
そういうしたたかさというか、しなやかな強さが歌に加わったような気がした。
いずれにせよ、
こういう人たちが着々と新しい景色を塗り込んでくれているのかと思うと嬉しくなる。
真夏日で、道路に倒れ込み、そのまま溶け込んでしまいそうな暑さだったけど、
気分の良い夜だった。
それにしても、夜の渋谷って騒々しくて凄いですねえ。
ああ、海に行きたーーーい(笑)。

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by in-cahoots | 2011-06-30 17:58 | 音楽 | Comments(0)
キース・リチャーズの自伝『ライフ』
6月28日(火)

キース・リチャーズの自伝『ライフ』(キース・リチャーズ著、棚橋志行訳)を読んだ。
ロック・ミュージシャンの自伝は数多いが、
その中でも、とびっきり面白い本ではないだろうか。
彼とローリング・ストーンズの半端ではない歴史を考えると当たり前かもしれないが、
数々のエピソードに加えて、
ハッとさせられるほどに真を突く発言が次々と出てくるからだ。
それも勿体ぶらず、如何にもロックンローラーらしい口調で。
例えばこれ、
「リズムがないときだって、人体はリズムを感じる。
エルヴィス・プレスリーの『ミステリー・トレイン』を聴いてみな。
ロックンロール史上屈指の名曲だが、あれにはドラムがない。
ドラムをにおわすものがあるだけだ。
体がリズムを提供してくれるからな。
じつは、リズムは、ほのめかすだけでいい。音に出す必要はない。」
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by in-cahoots | 2011-06-29 10:01 | 書籍 | Comments(0)
キングレコードの80年
6月27日(月)

先日、『キングレコードの80年 1930-2011』という社史をいただいた。
文字通り、創業80周年を記念してキングレコードの歴史を綴ったもので、
その流れに沿ったCDが4枚、計80曲が添えられていた。
最近だと、AKB48が猛威をふるっているので名前があがることも多くなったが、
そもそもは1930年(昭和5年)10月、
講談社内にキングレコード部が設置され、レコード事業が発足する。
11月、ポリドール蓄音器商会の録音室を借りて淡谷規子(故・淡谷のり子)の「マドロス小唄」を録音、翌1931年1月、同曲を含めて第一回新譜が発売される。
それが、キングレコードの創業とされているそうだ。
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その後、1947年にはキング音響株式会社として講談社から独立、
1951年にキングレコード株式会社となり、現在に至るらしい。
草創期の代表曲として、
東海林太郎の「山は夕焼け」や松島詩子の「マロニエの木陰」などがあげられている。
上記の2曲などはさすがにぼくも覚えはないが、
50年代にさしかかり、
小畑実の「長崎のザボン売り」、津村謙の「上海帰りのリル」、江利チエミの「テネシー・ワルツ」、高英男の「雪の降る町」、春日八郎の「お富さん」、大津美子の「ここに幸あり」、
平尾昌章の「星は何んでも知っている」、ペギー葉山の「南国土佐を後にして」などになってくると、幼い記憶の中にしっかりと刷り込まれていて、たぶん、みんな歌える。
これはぼくに限らず、60才を越えたかたはだいたいそうではないだろうか。

1960年代となると、記憶はもっと鮮明だ。
仲宗根美樹の「川は流れる」、三橋三智也の「星屑の町」、ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」や「恋のフーガ」、梓みちよの「こんにちは赤ちゃん」、高倉健の「唐獅子牡丹」、伊東ゆかりの「小指の想い出」、布施明の「霧の摩周湖」、ビリーバンバンの「白いブランコ」等々ーー。
こうやってみると、本当に数多くのヒット曲を放ち続けていたことになる。
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1970年代には、
上条恒彦と六文銭の「出発の歌」、夏木マリの「絹の靴下」、布施明の「シクラメンのかほり」などが、
また、80年代以降も、
麻倉未稀や中山美穂などの名前が同社の人気シンガーとしてあげられているが、
ぼくが加速度的にテレビを主としたメディアから流れる日本の音楽に関心をなくしていったせいもあって、このあたりから縁遠くなっていく。
むしろ、キングレコードで思い出すのは、
一つは、1970年代に入って間もなくそこからベルウッド・レコードがスタートしたことだ。
その第一弾となったのが、あがた森魚の「赤色エレジー」で、他にも高田渡、西岡恭蔵、小室等、及川恒平、ザ・ディランII等々、これもまたぼくには印象深い。

それともう一つが、
60年代から70年代にかけて、海外のレーベルを積極的に紹介してくれたことだ。
キャピトルやデッカ、マーキュリーにヴァンガード、20世紀にA&Mなどのレーベルがそうで、
ローリング・ストーンズやプロコル・ハルム、レイ・チャールズにジリオラ・チンクェッティ、
ロネッツにタートルズにゾンビーズ等々はいずれもキングレコードからの発売だった。
キャロル・キングの『つづれおり』も、
キャット・スティーヴンスの『ティーザー・アンド・ファイアキャット』もそうだったし、
カーペンターズやギルバート・オサリバン等々ーー、
キングレコードを通じて知った曲やミュージシャンや曲も数知れない。
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そして、もちろん、
これも当時のベルウッド・レコードが残した大きな財産となる一枚だ。
細野晴臣の『HOSONO HOUSE』。
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by in-cahoots | 2011-06-27 12:09 | 音楽 | Comments(2)
愛こそはすべてall you need is love
6月25日(土)

44年前の今日、1967年6月25日、
五大陸を結ぶ史上初の世界同時中継テレビ番組『アワ・ワールド』放映された。
その中のハイライトのひとつとして、ビートルズは、新曲「愛こそはすべて」を披露する。
翌7月に発売されることになるビートルズ15枚目のシングルだ。
ロンドン郊外のバーンズにあるオリンピック・スタジオに、
ビートルズの4人の他にミック・ジャガー、キース・リチャーズ、エリック・クラプトン、キース・ムーン等々が集まり、セッションに参加した。
その模様は英国BBCを通じて全世界に生放映され、推定約3億5千万人が見たと言われている。

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モンタレー・ポップ・フェスティバルの開催から約1週間、
カリフォルニアは、
サマー・オブ・ラヴの真っ盛りだった。
当時のぼくには、
遙かに遠い世界のことだった。
想像さえできない世界のことだった。

いま世界は近くなっただろうか、
もっと遠くになったように感じたりしていないだろうか。

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by in-cahoots | 2011-06-25 23:59 | 音楽 | Comments(0)
東儀秀樹、ジェフリー・フーコー
6月23日(木)

午前中、
『子どもたちに優しい未来を』を発売したばかりの東儀秀樹さんを取材。
すぐそばで笙の音を出して下さったが、なんとも美しくて優しい音色に驚かされた。
ほんの触りだけだったのに、光が目の前に降り注いでくるかのようで、
その音色が、天から射し込む光とも言われるのが納得の瞬間でした。

午後は、一転して現実に戻り、原稿を書きながら静かな音楽を。
写真は、その中の1枚、Jeffrey Foucault(ジェフリー・フーコーと呼ぶらしい)の新作『Horse Latitudes』。
目線がしっかりとした渋い歌声の人で、
同じくシンガー・ソングライターのクリス・デルムホーストとは夫婦らしい。
そのクリスの他には、
矢野顕子のバンドの一員でもあるベースのジェニファー・コンドス、
コンドス同様にジョー・ヘンリーとの仕事でも知られるペダル・スティール・ギターのエリック・ヘイウッド、ドラムスのビリー・コンウェイ、
そして、御大ヴァン・ダイク・パークスがピアノやアコーディオンでしっかりと脇をかためる。
彼らの過不足のない演奏に、言葉を噛みしめながら訥々と歌っていくジェフリーのたたずまいがいい。
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by in-cahoots | 2011-06-24 16:16 | 音楽 | Comments(0)
ブレッド&バターの楽しい夕べ
6月22日(水)

こんなに聴き手を油断させる人たちも珍しい。
ブレッド&バターのお二人だ。
彼らの前では畏まったり、気取ったりするのが馬鹿馬鹿しくなってくる。
それでいて、あのハーモニーだものね。
そのブレッド&バターが新作『Oh! LIFE』を発売、
それにあわせて自叙伝『伝説のカフェ・ブレッド&バター』も上梓した。
昨日21日(火)は雑誌の取材でお二人に話しをうかがい、
22日(水)の今日は、
期間限定でオープンしたカフェ・ブレッド&バターに足を運んだ。
1975年から79年まで、湘南で二人が開いていたお店だ。
この日は、ブレッド&バターのライヴに加えて、
杉真理や宮手建雄(他にも沢山出演したけど、ごめんなさい名前失念しました)も加わっての楽しいひととき。
新作からの「一緒に暮らそうか」や「LIFE」にしんみり耳を傾け、
お馴染みの「あの頃のまま」や「ピンクシャドウ」で盛り上がりーー。
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なお、このカフェ・ブレッド&バターは、
6月26(日)までオープンしていて、
お二人のライヴはもちろんだが、
日替わりでいろんなゲストとのセッションが予定されているらしい。
楽しいですよ。
場所は、銀座のCAFE INDEPENDANTS GINZA
中央区銀座6-7-18 デイム銀座ビル2F
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by in-cahoots | 2011-06-23 00:31 | 音楽 | Comments(6)
佐野元春、クラレンス・クレモンズ
6月20日(月)

昨日は、有楽町の東京国際フォーラムで佐野元春30周年アニバーサリーツアー・ファイナルを。
佐野元春がいて、バンドがいて、音楽があって、
そして、それを聴く、一緒に楽しむ人たちがいた。
ただそれだけの毅然とした時空が、なんと気持ちの良かったことか。
ステージと客席との間の垣根はもちろんだが、
会場を囲むありとあらゆる壁が取り壊されたというか、
もともとそこには壁とか、その類のものは何ひとつ存在していないかのような、
そんな不思議な印象さえ受けた。

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そして、
その会場であるかたからクラレンス・クレモンズの悲報をきいた。
言うまでもなく、ブルース・スプリングスティーンの古くからの仲間であり、
彼が率いるE・ストリート・バンドの名物サックス奏者だ。
ライヴでの熱演はもちろんだが、
『明日なき暴走(Born To Run)』のジャケットでも忘れがたい。
ブルースが本当に嬉しそうに身体をあずけている、
その表情がたまらなくぼくは好きで、
それほど彼が無防備な表情をする人だったら、
素晴らしい人なんだろうと思ったものだった。
米国時間6月18日、午後7時。脳卒中の合併症で死去。
69才だった。
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by in-cahoots | 2011-06-20 14:17 | 音楽 | Comments(8)
エリア・コード615、八木誠さん
6月16日(木)

昨日は、Woodstock Cafeでのトーク・イベント。
きていただいた皆さん、
ありがとうございました。
楽しい時間が過ごせました。

シンガー・ソングライター特集ということで、
1960年代末から、せいぜい74年までを区切りにいろいろかけさせていただいた。
ただし、その中に1枚だけ、直接シンガー・ソングライターのではないアルバムがあった。
シンガー・ソングライターの音楽には欠かせないミュージシャン集団の一つ、
エリア・コード615の『AREA CODE 615』だ。
40年以上も前のこのアルバムのライナーノーツを、
先頃急逝されたDJで評論家の八木誠さんがお書きになっていた。
ぼくは面識のない大先輩にあたるかただが、
追悼への意味もあってその中のを1曲かけさせていただいた。
イベント終了後、八木さんのそのライナーを読ませてくれませんか、
というお客さんがいた。
若い頃、八木さんのラジオを聴いて洋楽の道に引きこまれたのだそうだ。
こういうかたが、沢山いらっしゃるんだろうなあ。

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by in-cahoots | 2011-06-16 17:23 | 音楽 | Comments(4)
レディー・ガガと「ハート・オブ・ゴールド」。
6月14日(火)

わたしの誕生日に、
「ハート・オブ・ゴールド」を歌ってくれたわね。
素っ裸で、ギターを抱えて口ずさむように。

別れた男性に向かって
そう歌っているのは、ステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタ、
いまをときめくレディー・ガガだ。
新作『ボーン・ディス・ウェイ』の「ユー・アンド・アイ」という曲に、
上記の一節がある。
何気なく聴いていて、へえーーーっと、気になった。
ニール・ヤングの「ハート・オブ・ゴールド(孤独の旅路)」のことだろうか。

そう言えば、ニール・ヤングの新作『Treasure』も出るらしい。
と話しをもっていったところで、明日(というか日付かわっちゃいましたね)、
6月15日(水)の告知です。
お茶の水のWoodstock Cafeで、
シンガー・ソングライターについてお喋りしながら、
みなさんと一緒にいろいろ聴こうと思っています。
お会いできるのを楽しみにしています。
時間のあるかたは遊びにいらして下さい。

Woodstock Cafe
千代田区神田小川町3-26-24 新小川町ビルB1
tel/03-3233-8015
写真は、
お店のサイトからお借りしました。
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by in-cahoots | 2011-06-15 00:05 | その他 | Comments(0)
『音が聞こえる』出版記念イベント@Li-Po
6月12日(日)

『音が聞こえる』の出版記念イベント、無事に終えました。
足を運んで下さったみなさん、有り難うございました。
高木あつ子さん、藤本国彦さんと一緒に写真を眺めながら取材時の思い出話しを。
その合間には、今回取材させていただいた方々の音楽を流し、
みなさんと一緒に楽しく過ごすことが出来ました。

和やかで、穏やかで、時々笑顔がこぼれ、笑い声が弾む。
こうやって、誰かと過ごすことができる、
それが如何に掛け買いのない大切なことか、
とても思い出深いイベントになりました。
足を運んで下さったみなさん、本当に有り難うございました。
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この日かけた一曲、
震災以来、たぶん、ぼくはこれをいちばんよく聴いている。

どっさりあるさ いい日も
どっさりあるさ いい夜も
生きていれば---mm mm

どっさりあるさ いい朝も
どっさりあるさ いい夏も
生きていれば---mm mm

はかない流れ星は
あっけない輝きでも---

どっさりあるさ いいめざめ
どっさりあるさ いい夢も
生きていれば---mm mm

はかない流れ星は
あっけない輝きでも---

どっさりあるさ いい風も
どっさりあるさ いい明日
生きていれば---mm mm

あっけない流れ星は
はかない輝きでも---oh oh---

「プレゼント」仲井戸麗市
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by in-cahoots | 2011-06-13 16:38 | その他 | Comments(0)