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ジョニ・ミッチェルの「ビッグ・イエロー・タクシー」
4月22日(金)

ジョニ・ミッチェルの初期のアルバムが、
SHM-CD紙ジャケット・コレクションとして発売された。
(デビュー作から3枚の解説を書かせていただいたので、よかったら読んでみて下さい)。

『ブルー』も大好きだし、
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『コート・アンド・スパーク』も大好きだけど、
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若い頃、いちばん聴いたのは『レディズ・オブ・ザ・キャニオン』だった。
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彼女が、
カリフォルニアのローレル・キャニオンで
クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングなどと一緒に暮らしていた頃の作品だ。
「ビッグ・イエロー・タクシー」は、その中に収録されていた。
後に、カウンティング・クロウズが見事にカヴァーしている。

草木が豊かに生い茂る楽園がブルドーザーで壊され、コンクリートで舗装される。
そこには、駐車場やホテルやブティックやディスコが建てられる。
そのうち、
木々をみるためにはお金を払って博物館に足を運ばなければならなくなる。
そこで初めて、如何に大切なものを失ったか気づく。

自然破壊や環境汚染を危惧し、
失って初めて、それが如何に大切なものだったかと気づく、
そうした人間の愚かさも歌い込まれていた。
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by in-cahoots | 2011-04-23 01:11 | 音楽 | Comments(2)
細野晴臣が歌う「スマイル」。
4月21日(木)

微笑んでごらん、心が痛むときは。
微笑んでごらん、心砕かれたときは。

空に雲がたちこめていようと、
きっと乗り越えられる。

恐れや悲しみに襲われたときも、
きみが微笑みさえすれば、
明日にはきっと、
輝く太陽に出会うことができる。
人生にはまだ価値があるということに気づくはずだよ。

もちろん、チャップリンの「スマイル」。
細野晴臣が新作『HoSoNoVa(ホソノ場)』の中で歌っている。
温かくて、なんとも優しくきこえるのはこういう時だからだろうか。
あるいは、いつものようにぼそぼそとした歌い口調だからだろうか。
たぶん、両方。
坂本龍一も、先日、ニューヨークでのチャリティ・コンサートで
この「スマイル」を演奏したらしい。

写真は、この歌をきいていたらつい会いたくなって。

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by in-cahoots | 2011-04-22 00:06 | 音楽 | Comments(4)
シュール?!な光景
4月20日(水)

統一地方選挙、
県議選ではなにかと話題をふりまいた我が町だけど、
市議選は行われるらしい。
立候補者のポスターが貼られた看板、
その横には飛び出したマンホールが並ぶ。
そして、手前には怪物が暴れた痕跡が。

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by in-cahoots | 2011-04-20 23:20 | その他 | Comments(0)
不易の常識や道徳も、なんとなく頼りない。
4月19日(火)

文明は人間の未来を明るく彩どるものであり、車は便利なものであり、
医師は病の療治師であり、性は隠すべきものであり、
米国と中国は永遠の仇敵同士であり、暴力は悪であり、民主議会制は善であり、
男は男性的であり、女は女性的であり、円はドルの敵ではなく、
人間がいかなる悪さや悪企みをしようと地球は大盤石である、
などの常識が一般にはまだ信じられていた。
その頃の私が最も熱中していた考えは、
じつはこれら不易の常識や道徳が、じつはなんとなく頼り甲斐のないものではないか、ということで、
この考え方は、この小作中のいたるところに散見できるはずだし、
この小作の成り立ちそのものが、この考え方に基いているようだ。

以上、長々と引かせもらったのは、
昭和47年(1970年)8月、井上ひさしが、
初めての小説「ブンとフン」の新版にあたって記したあとがきの一部。
40年も前のこと、
こういう疑問を抱いた人たちがいなかったわけではない。
その頃、ロックと呼ばれるようになった音楽を通じて、
ぼくらが漠然と感じるようになっていたのも、
これに似たようなものだったと思う。
ただし、この人のように、
それを畏まらずに軽妙に問いかけた人は余りいなかった。
小説によって、何かに近づこうとした人はいなかった。
そんなことを、ふと思い出してーー。
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by in-cahoots | 2011-04-19 11:12 | 書籍 | Comments(0)
13年ぶりのロビー・ロバートソンの新作。
4月14日(木)

エリック・クラプトンとの友情も美しいし、
スティーヴ・ウィンウッドの参加も嬉しいし、
ロバート・ランドルフのペダル・スティールも豪快だし、
トレント・レズナーやトム・モレロの参加にもさすがだと思うし、
ダナ・グローヴァーやアンジェラ・マクラスキーのような女性シンガーとの共演も
相変わらず達者だけど、
いちばんの魅力は、
やはり、この人が漂わせる独特の風情というか、トーンのようなものだと思う。
この人の歌には、いつも深い闇が寄り添っていて、
そこに語りかけるように音楽が響く。
そして、ぼくは立ち止まる。

夕陽を浴びながらぼくらは南へと向かった
デルタの夜を徹してハイウェイ61を走る。

と歌いはじめられるのは、「ホエン・ザ・ナイト・ウォズ・ヤング」。
それを含めて、
ロビー・ロバートソンの久々の新作『ハウ・トゥ・ビカム・クレアヴォヤント』に、
溜息をつく日々ーー。
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by in-cahoots | 2011-04-15 10:47 | 音楽 | Comments(4)
花は黙って咲きほこる。
4月11日(月)

アーロン・ネヴィルの新作は、『チェンジ(I Know I've Been Changed)』という。
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ジョー・ヘンリーがちょうど一年ほど前に来日したとき、
次のプロデュース作品として話していたアルバムで、
アラン・トゥーサンやグレッグ・リーズ等の名演に、
アーロンの名調子がしみじみと響く。
彼は、最後にこんな歌を歌っている。
まるで、祈るかのように。

毎日、太陽は昇りつづける。
星だって、月だって、
同じようにたえることなく。

花だって育ちつづける。
ものをいうこともなく、
それが、与えられた仕事でもあるかのように
そこでじっと命を育みつづける。

「ゼアズ・ア・ゴッド・サムホエア」

東日本大震災からきょうで1ヶ月。
午後2時46分、
町の広報から黙祷をお願いします、とのアナウンスが。

写真は、
昨日、川沿いを散歩しながら楽しんだ桜。
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by in-cahoots | 2011-04-12 00:59 | 音楽 | Comments(2)
桜咲く
4月9日(土)

週末はお花見をしましょう!
今年も境川で桜が開花し始めています。
こんな時だからこそ、今週末はお花見をしましょう。
東北や茨城、千葉のお酒で、
決して工事の邪魔はしないように。

こんなメッセージが我が町のサイトに。

そう言えば、
近くの公園や川沿いの桜も咲き始め、
埃だらけの景色に華やかな彩りを添えるようになった。
あれも自然、これも自然、
いろんな自然といままで日本人は共に暮らしてきたんだなあ、
そして、自然の猛威を突きつけられるたびに、
新たな覚悟をもってまた一歩踏み出していったのだろうなと思いつつ、
その先人たちに習うかと、
久々に、深呼吸をしてみた。

もちろん、
人災に関してはしっかりと目を見開いて。

今日はあいにくの天気だったけど、
明日は、
川沿いの桜の木の下でも散歩しましょうかね。
東北のかたたちも、
この桜をはやくみられると良いのだけど。
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by in-cahoots | 2011-04-09 23:11 | その他 | Comments(3)