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東日本大震災、その2
3月21日(月)

地震から10日が経ちました。
昨晩、ようやく上水が復旧し、蛇口から水が出るようになりました。
もちろん、休みなしで工事にかかわったかたがたのおかげです。
安堵の胸をなでおろしつつも、
給水に通う日課がこれでなくなるのかと思えば少し淋しいような気も。

ただし、下水道に関しては完全復旧とまでいかず、応急処置のまま。
そのために生活排水は極力おさえて欲しいとのこと。
つまり、トイレの水や洗濯の水、お風呂の水は流さないで欲しいらしい。
もうしばらく不自由というか、
そういう生活が続くわけで、
計画停電もあることだし、
小さなお子さんのいる家族の中には、
都内や他の地域へと難を逃れていく人々も多くみられます。
大きなバッグを手に子供たちと駅へと向かわれる人たちをみていると、
まるで、戦時中の疎開を思わせます。
もちろん、戦時中を体験したわけではありませんが。
東日本大震災、その2_e0077638_1363540.jpg

いっぽうでは、
少しずつですが、状況の改善にともなって、
いままで、近隣に身を寄せていた人々が戻ったり、
町のあちこちで沢山のかたがたが復旧作業にあたってくれていて、
活気に満ちているというのも変ですが、
その両者の大きな差による不思議な感覚に包まれながら日々過ごしています。
東日本大震災、その2_e0077638_137924.jpg

殊に、液状化で溜まった泥が乾き、
それをボランティアのかたがたが道路脇に除けていく作業は、
雪国の雪かきのようにも見えてきます。
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この間にも、
不自由だろうと気遣ってくれて
友人や知人からの水が届き(有り難うございます)、
それと一緒に
地震の前にアマゾンで注文していたCDが届く。
いまじゃなくても良いですよ、
他のことに配達のエネルギーを使ってくださいと言いたいくらいで、
世間様に申し訳ないというか、タイミングが悪いというか、
それでも、配達してくれる人たちは一生懸命に働いているわけでーー。

そんなこんなで、
深夜、水運びで痛めた腰に湿布薬を貼りながら、
届いたCDを秘かに開けてみたりするのでした。
そして、改めて考えてみるのです、
傲慢というか、不遜というか、
そういうことについて。
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by in-cahoots | 2011-03-21 13:31 | その他
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