1月19日(火)
最近、「ボトルネック」という言葉を新聞や雑誌でよくみかける。
普段、このブログを読んで頂いているかただったら、
瓶の首や金属棒を、
そして、それを弦に滑らせながら弾くギター奏法を真っ先に思い浮かべるに違いない。
ライ・クーダーにローウェル・ジョージ、
デュエイン・オールマンにデレク・トラックスにサニー・ランドレスにと、
それらの名手の演奏の数々と一緒に。
ところが、
瓶の首が細くて、つまりやすいところから、
インターネットの通信速度を拒むIT用語としても頻繁に使われたり、
いろんな使われ方をしているらしい。
開かずの踏切のことも、ボトルネック踏切と言ったりもするようだ。
手元の電子辞書によれば、
「狭い通路」、「交通渋滞の部分」、「進行を妨げる人、もの」、「隘路、窮地」などとある。
そして、19日付毎日新聞夕刊でも、
大地震のハイチに国連平和維持活動(PKO)部隊の追加派遣を伝える記事の中で使われていた。
「支援を被災者に行き届かせるための課題として、
治安の悪化など『ボトルネック(障害)』を取り除き、援助受け入れの調整態勢を整えるーー」と。
ちなみに、
写真は、コナー・オバースト・アンド・ザ・ミスティック・ヴァレー・バンドの『Outer South』、
昨年のベスト3に入れたかったぐらいのお気に入りの1枚だ。
コナー・オバーストと言えば、
同じブライト・アイズの同僚マイク・モーギス、
マイ・モーニング・ジャケットのジム・ジェームス、
M・ウォードらと組んだ話題の『モンスターズ・オブ・フォーク』も素敵だったが、
こちらはもう少し普段着で、もっと粗っぽくて、
ぼくは親しみを覚えたりもする。