人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 本日、10月26日は、カリフォ... 次回のJoyful Noise... >>
ラスティ・ワイアー、グレッグ・ラダーニ
10月25日(日)

 ラスティ・ワイアーという名前を覚えていらっしゃるかたはどれほどいるだろうか。
 1970年代半ば、
 マイケル・マーティン・マーフィーやジェリー・ジェフ・ウォーカーなどと
 テキサスの新しい動きの中でちょっと注目されたりしたシンガー・ソングライターだ。
 酒焼けしたような渋い喉で、カントリー・ロックを楽しませた。
 レッドネック・ロックという呼び名に相応しい歌の数々。
 この15年、オースティンのクラブに毎週出演して歌っていたらしい。 
 2年ほどは闘病生活を送りながら、
 それでも、歌いつづけていたそうだ。
 そのラスティ・ワイアーが、10月9日、65年の生涯に幕を閉じたらしい。
 
ラスティ・ワイアー、グレッグ・ラダーニ_e0077638_1650357.jpg


 写真は、1974年のデビュー作で、『Stonesd,Slow,Rugged』、
 ラスティ・ヤング、ハーブ・ペダーソン、ポール・ハリス、クリス・ヒルマン、リッチー・フューレイなど、
 当時この手の音楽には引っ張りだこだった人たちに囲まれて、渋い喉を楽しませている。
 久々にとりだして、
 「テキサス・モーニング」というしみじみした歌を聴いた。
 マイケル・マーフィーの曲だ。
 
こちらも、
 もはや旧聞に属するが、
 グレッグ・ラダーニがなくなっていたらしい。
 ジャクソン・ブラウン、ウォーレン・ジヴォン、ドン・ヘンリー
 といった人たちのファンにはお馴染みのエンジニアで、
 ぼくも、彼らのアルバムを通じてその名前を知った。
 ドン・ヘンリーだと、
 『アイ・キャント・スタンド・スティル』、『ビルディング・ザ・パーフェクト・ビースト』、『エンド・オブ・ジ・イノセンス』といった一連のアルバムで、
 
ラスティ・ワイアー、グレッグ・ラダーニ_e0077638_16533310.jpg

 ジャクソン・ブラウンだと、
 『ホールド・アウト』や『愛の使者(Lawyers In Love)』で、
 ウォーレン・ジヴォンの『ダンシング・スクールの悲劇(Bad Luck Streak In Dancing School)』、『 Stand In The Fire』『外交使節(The Envoy)』などにも関わっていた。
 デヴィッド・リンドレーの『化けもの』、『ウィン・ディス・レコード』等も忘れ難い。
ラスティ・ワイアー、グレッグ・ラダーニ_e0077638_16543589.jpg

 2009年9月29日、キプロス共和国で、
 彼が手がけるギリシア人のシンガー、アンナ・ヴィッシのコンサートで、
 コンサートが始まる直前、
 ステージに近い場所から5メートル下のコンクリート床に転落、
 頭部を強く打ち、
 病院に搬送されたがそのまま息を引き取ったらしい。

 1952年、インディアナ州エルクハートの生まれで、
 『TOTO IV(聖なる剣)』では、エンジニアとしてグラミー賞を受賞した経験もある。
 
by in-cahoots | 2009-10-25 17:02 | 音楽
<< 本日、10月26日は、カリフォ... 次回のJoyful Noise... >>